そもそも「体質」とは何でしょう?
「体質」は、その人が生まれつき持っている内臓の“強弱”で決まります。
ある人は肝臓がとても強いのに膵臓や肺が弱い。
ある人は、大腸がとても強いが胆のうや小腸が弱い。
こうした組み合わせは無限にあるわけですが、八体質では長年の研究と経験によって、
大きく八つに分類できることがわかっています。
上の図のように、それぞれの内臓の強弱によって「木陽」「木陰」「土陽」「土陰」など八つの体質に分けられます。
私たちは、普段はそれほど内臓の「強い」「弱い」を意識する必要はありません。
ただし、強い内臓が強くなり過ぎたとき、弱い内臓が弱くなり過ぎたときは要注意です。
『適不均衡』(生まれつき持った内臓の強弱)が崩れて『過不均衡(過度の内臓の不均衡)に陥ったとき、体内のバランスの乱れから重大な疾病につながる可能性があります。
現代の日本人の体質は、5割程度が「水」体質で、「水」と「金」体質を合わせると全体の7~8割になります。
重症のアトピー性皮膚炎はほとんどが金陽体質、また、大腸癌・パーキンソン病は金陰に多いことがわかっています。
また水陰の人の健康は消化と深い関係がある。冷たい食物や過食を避けた方がよいことなどもわかっています。
では、こうした疾病にかからないように(あるいは上手に付き合って)、
体内のバランスを保ち続けるためには、どんな注意が必要でしょうか?
強い臓器が強くなり過ぎる、弱い臓器が弱くなり過ぎる──。
八体質医学ではそのほとんどの原因が食事であるとされています。
さまざまな病気・不調・痛みなどは、体質に合わない食べ物の摂り過ぎが引き起こしているのかもしれません。
下の表を参考に、ぜひ一度自分の体質と食べ物の関係をチェックしてみてください。
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